葡萄唐草文

好きなゲーム、アニメ、漫画について語ってます。

【神ゲー】ペルソナ4 ザ・ゴールデンをクリアした感想

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 買ってから一年以上は放置していたゲーム「ペルソナ4」をようやく始め、大体二週間でクリアしました。約束された神ゲーってのは始めるにあたって心構えが大変なのよ。Vitaを持っているので遊ぶのは当然リメイク版のゴールデン。

 記憶が新しいうちに、プレイしながら思ったことなどを文章化していこうと思います。気持ちは独り言、しかし人に読ませるような記事を目指して。

 

エンディング関連

 まず攻略サイトを見て驚いたことは「エンディングが8つある」という一文。ノベルゲームか!?

 その内容も「色違い」レベルの微々たる変化ではなく、多様な結末であるために、セーブデータを行ったり来たりして全エンド回収しようとする人も少なくないでしょう。特に感情に身を任せて生田目を殺す√足立の共犯者になる√は衝撃です。このことから番長は直情的な一面があるのかもしれないですね。

 トゥルーエンドでは「安易なゴールに惑わされず真実を見極める者」と褒められます。それもそのはずトゥルーエンドへの道のりはかなり複雑であり、初見で到達できた人なんているのか?とすら思います。というかノーマルエンドも見紛うことなき大団円なのでトゥルーエンドの存在にすら気づかない人もいるでしょう。

 何が言いたいかって、もう少しトゥルーエンドを分かりやすく用意してほしかったということです。トゥルーエンドは「101%を目指した人向けのご褒美的√」ではなく、ばっちり正規√を見据えた内容*1であるだけに尚更…。

 当然私は初見でノーマルエンドに突入。少し味気ないなと感じながらもクリアの余韻に浸っていたところに、トゥルーエンドの存在を知ったものだから、「まだやるのかよ…」と打ち上げのムードに水を差されたような気分でした。そんな心地でラスボスと戦いたくなんてなかったよ!

 「真実を見極める」というテーマなので、複数のエンディングから真エンドを見つけるというコンセプトは悪くないと思います。ただ、最高潮のまま最高エンドまで突っ走りたかった私は、トゥルーエンドの条件の難解さにモチベを挫かれました。攻略を見ながら進めましたが、そんなのじゃ当然やる気は削がれるわけで…。

 

マリーちゃんは…

 最序盤から登場したから、重要人物だろうと確信。しかし、1月まで全然本編に絡んでこない、それでいてコミュは存在するのでFES以降のエリザベスのような「力を司る者との交流」の役割を担っているものだと思いました。

 けれど、幾度もミスリードに引っ掛かりながらもついに真犯人をとっちめた矢先に、唐突に始まるマリーを中心とした物語に私はついていけず。もう事件終わったんだからエンディングでよくね?みたいな。

 この取ってつけたような外伝感はなんなんだ?と疑問に思うのも納得、マリー自体が「ゴールデン」で追加されたキャラだったのです。

 …いなくても特に困りはしないかなぁ笑 キャラの魅力でもエリザベスには及ばないし、虚ろの森での物語もマヨナカ事件と比べると面白くはなかった。ごめん!

 

より進化した日常

 3より完全に勝っている点ですね。自由時間にできることのボリュームが圧倒的であり、イベントもめっちゃ豊富。職場体験(だっけ?)や部活動で何日も食い潰したりなど、本編外での手抜きが目立つ3よりもイベント面で遥かに充実しています。周回ごとに違う選択肢をチューズすれば飽きも来ず、よくぞ力を入れてくれたと圧倒的感謝。

 

クリアしてこみ上げる安堵感

 クリア直後にあまり抱いてはいけない感情だと思うんですが、「変わらずペルソナ3が最高峰だ」と安心してしまいました。私がペルソナ4を中々始められなかった理由の一つに、「ペルソナ3の記憶が上書きされてしまうのではないか」「上位互換となってしまうのではないか」という不安があったことが挙げられます。ペルソナ4の高い評価は元々目に入っていたので、私にとっての永遠の神ゲーの思い出が薄れてしまう可能性を危惧していたのです。

 確かにシステムなど3より進化していますが、3のシナリオが纏う神々しさや主人公を始めとしたキャラクターの個性は唯一無二であり、それらが好きである気持ちはペルソナ4クリア後も全く変わることはありませんでした。むしろペルソナ4の大団円を見届けた後だと、よりペルソナ3の悲劇的な結末に味が出て、好きになれる気がします。

 ラストバトルの展開が3と似通っているのも個人的には嬉しかったですね。やはりあれがアトラスの考える最高の演出なんだと実感。

キャラ個別の感想

 主人公

 選択肢の候補がキタロー以上にコミカルなもので溢れてましたね笑 3Dでの感情表現も豊かで、浮気する際に躊躇ったり、標準的な胃袋であったり総じてキタローより人間性があるキャラ像でした。

 

 花村陽介

 プレイ当初から最も印象が変わった人物で、ペルソナ4の中では彼が一番好きなキャラです。コミュで番長のために切れるシーン大好き。

お調子者なんだけど、序盤から想い人が殺されるという特捜の中では一番辛い立場にいるギャップが良い。やるときにはやる、考えるときはちゃんと考える、生田目殺害を真っ先に思いつくなど黒い部分もちゃんと見せる、イベントでの爆笑ポイントにはいつも陽介がいるなどペルソナ4を代表するキャラと言えるでしょう。戦闘でも極めて頼りになる点も大きい。

 

 里中千枝

 脳筋、押しに弱い、しおらしい面もあるなど園崎魅音のようなキャラ。一周終えてみて、番長の正妻に一番ふさわしいキャラかなーと思いました。それにしても追撃「どーん!」が凶悪すぎて笑ってしまう。ほかのキャラが大体クリティカル止まりなのに、彼女だけ確殺という恐ろしさ。珍種なんかをぶっ飛ばせたときの快感は言葉にできないです。

 

 天城雪子

 物語が進むにつれて本性が見えてきて、「お、おぉ…」となりました笑 鬼嫁気質、殺人級の料理の腕前とこちらは姫路瑞希を彷彿とさせます。戦闘に参加するようになった直後は高い魔力で圧倒、中盤以降は全体回復で強力なサポーターにもなれたり、めちゃくちゃ活躍してくれます。戦闘面は2-2メンバーで大体何とかなるのよね…。

 

 巽完二

 彼の物語が始まったときは「え、こいつ仲間になるの…?」とガックシしたのを覚えています。我ながら酷い話だ。しかし本編やコミュを通して、悪いイメージは消え去りました。番長地雷屋と共に不憫な目に遭いまくる様子は実に愉快。

 

 久慈川りせ

 一言で言うと小悪魔系。裏表が一番ないキャラかもしれません。泣き顔や酔っ払い時の顔のインパクトが強く、顔芸役でもある。アイドルなのに…。

 前作のナビゲーターと比べて戦闘での活躍っぷりが凄い。ボス戦では最強の味方として非常に頼もしい存在となっております。ただカットインが用意されていないのは非常に残念。

 

 白鐘直斗

 いやー、探偵王子ほんと頼りになります。今まで手探り状態だったけど、彼女の加入で推理がグングン進んでいくのは心強い。解説役も担当しており、まさにブレイン担当と言ったところでしょう。

 女の子という設定にも、最初は単なる萌え要素の付属かと思いましたが、コミュで掘り下げられていくうちに、ちゃんと意味あるものなんだと考えを改めることになりましたね。

 一方で戦闘面では微妙。メギドラが効かなくなってくる頃には二軍行きが安定。

 

 クマ

 イロモノ枠かと思いきや、マスコット時の仕草が生意気にも可愛い。ダンジョンで着ぐるみを被せたままって人は大勢いるでしょう。元シャドウという設定なんて暗い結末しか想像できなかったけど、ちゃんとハッピーエンドを迎えられて良かった…。

 

 足立透

 やってくれたな、と言うしかないですね彼には笑 パズドラで彼がペルソナ使いということは既に知っていましたが、あまりにもヘタレなのでシャドウに乗っ取られたとかそういう類いだと信じていました。あの剽軽ぷりが全部演技だなんて考えたくねぇ。

 やってることは同情の余地がなくても嫌いになれないのは、足立によって殺された人間があまりユーザー側に近しくなかったり、堂島家には確かな信頼を寄せていたことが理由ですかね。警察は馬鹿ばっかりと言っても「馬鹿しかいない」とは言ってないですし、堂島家への悪口は一切言わないことも好感。

 

 イザナミ

 「一年間ガソスタの店員をし続けたラスボス」

 伊邪那美大神 「らっしゃーせー」

 「ラスボスが顔グラなしのモブ店員」

 

 …私がこいつを受け入れるのにはもうしばらく時間がかかりそうです。

 

まとめ

 前作のスタイリッシュでシリアスなストーリーにすっかり魅了されている筆者ですが、等身大の高校生が事件解決に向けて奔走する、今作の明るめな雰囲気もお気に入りです。田舎という舞台も、泥臭さを助長させてgood

 特に、「家族愛」について考えさせられるとは思っていなかったですね。こうしたテーマや完全なハッピーエンドであることからも、ペルソナシリーズを初めて遊ぶ人に向いた作品かもしれません。その場合、ペルソナ3を遊ぶには相応の覚悟が必要となりますが笑

*1:ペルソナ3から継承したラスボス戦の展開。力を司る者たちのセリフ。というかトゥルーエンドでないとラスボスと戦えない